8/25,26に大学院の入試があった。死ぬほど勉強したか、と聞かれるとなんともいえないが、就職活動もしていなかったので落ちたら落ちたでなにも残るものがなくなってしまうわけで、この一ヶ月はそれなりに勉強した。
ずっと研究室に篭って勉強しているとどうもセンチメンタルな気持ちになってしまう。院試そのものが”学部の授業でやったことが理解できているか”といった性質のものなので、勉強をしているうちに大学生活の振り返りをさせられているような気分になってしまう。
いろいろ考えているうちに気づけば試験当日になっており、さらには二日目の面接で「なぜ高分子化学専攻を選んだのか?」「そもそもなんで化学がやりたいのか?」「将来はどうするつもりなのか?」などと聞かれるうちに、「ほんとなんなんだこのイベントは・・・」という気持ちに。肝心の合否はわからない。
高校野球の終わりと試験の終了がかぶっているのも罪深いように思える。世間の夏らしい催しはもうすっかり終わってしまった。しかし不思議といやな印象も残っていない。楽しいことは特になかったが、もしかすると内省的な夏も悪くないのかもしれない。