2/21"新世紀"×Glad6周年

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前日のセッション、なんとラウンジネオ店長スーさんはスタジオまでお酒を差し入れしてくれていました。多謝。私はその勢いそのまま渋谷へ。インフル疑惑でセッションに来れなかったThe Wedding Mistakesのラスオダくんも大丈夫そうでめでたし。

見慣れたメンツの中はじめましてだったのはKoedawg氏。ミルフィーユフィクションというアンセムを生み出したこの男、話をしたら博士課程で理論物理をやっているとのこと。ゴミ院生のおれより100倍学術的に尊い。事前に読んでいった氏のブログのクレバーな内容とでなんとなく人となりに思いを馳せる。まさかのライブはぶちかますタイプで最高でした。

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彼のクレバーな言葉遣いはほんとすごくて、例えばミルフィーユフィクションの一番好きなこのラインが斉藤由貴 – 卒業の引用であることを知った時は声出ましたが。

セラーカラーで止まった時間を結びたい
東京で変わってく君の未来は縛れない
卒業式 泣かないで とっておいた涙に

 

genius.com

 ブログも面白いです。根腐れローズについて彼は

僕がやりたかったことはたぶん

最新のUSっぽいフロー
わかりやすいサンプリング
謡曲みたいな歌詞

 と書いるけど、この”わかりやすいサンプリング”ってとこがまじでハッとした。自分の最近のスタイルが元ネタがバレたくないみたいな気持ちから「元ネタを元ネタとしてのアイデンティティがギリなくなるとこまで刻んで再構築」って感じなんだけど、それとは逆の精神性。自ら声を大にして元ネタへの愛を垂れ流していくというか。

 

”サンプリングする上で原曲へのリスペクトは必要なのか?”という問い。異国のよくわからないものを雰囲気のみで摂取するようなvaporwaveの思想に当てられて忘れかけていた部分でした。これは勝手な想像だけどKoedawg氏は前提知識がなくても元ネタにたどり着けるように意図的にしている感。十分に咀嚼したうえで適当にやることが重要。

わたしはと言うと直前でセットにパンチが足りない気がして控室でずっとLaserとseben bridge混ぜてました。

 

引用のおもしろさに取り憑かれてしまったおれたちの行く先、一体どこなんだ・・・