6/30
胸の痛みにより早朝に目が覚めてしまう。そのまま近所の内科を検索し、オープンの時間を待つ。
適当に棚を漁っていたらthe slipのdoseというアルバムが出てくる。高校時代に猿のように聴いていた記憶。いまこいつらは何をしているんだろうと思いgoogle。くそダサいホームページが出てきて安心した。
時間になり病院へ。引っ越してきてからはじめてであるため不安であったが、足を踏み入れた途端意味不明な音楽がかかっており、小奇麗で新しくはあるがまるでセンスの感じられない内装に迎えられる。曰く、医院というより、ホテルのロビーをイメージし、院長自らがセレクトしたCDを300枚入るプレーヤーを使って流しているとのこと。しゃべり方に癖のある看護師に連れられるがまま心電図とレントゲンを撮り、院長とご対面。拍子抜けするほど人当りがよく丁寧な人物であった。原因はわからず、「数日様子を見てほしい」とのこと。
7/1
父から久しぶりにメールが来た。仕事を辞めようとしている事実を知るが、なんとなく前兆はあったので前回ほどの衝撃はなかった。ふと自分の家庭の財力の底の思いを馳せる。おれは大学院に合格できるのか、そして通いきることは出来るのか・・・
7/2
かくのごとく胸の痛みで目覚める。前回とは違う大きめな病院へ。待合室でわめき散らすババアを横目に置いてあったI'sを読む。友人曰く「I'sこそが性の目覚め」。ひとしきり簡単な検査をするが原因が分からず、「CT撮りますか?それで確実に原因がわかるとは言い切れませんが・・・」。ほっときゃ治るといった希望的観測の下ロキソニンを処方されるのみ。「数日様子を見てほしい」という締めの発言。強烈なデジャブ感に襲われる。
胸がそこそこ痛いところで院試の勉強以外することはないので問題はないと思われたがバイトがなかなかにキツい。なぜ今週こんなにもバイトを入れてしまったのかと悔いるも時すでに遅し。
7/3
胸の痛みのせいでなにをやっても集中できず。CTでもなんでもしてやるわと半ばやけくそ気味にATMから金を下ろし帰宅。ふと制作の締め切りを思い出すが音楽をやろうなんて気は毛頭起きない。
The Slip - Hey Worrier - YouTube